サンチャゴ日本人学校での七夕講演会

7月7日、サンチャゴ日本人学校(児童・生徒数44名)にて恒例となった特別授業・七夕講演会が開催されました。当日は七夕の星空が期待できる素晴らしい快晴でした。

今回は国立天文台チリ観測所の浅山信一郎准教授が講師を務めました。サンチャゴで撮影した織姫星と彦星の位置を示した夜空の写真(提供:亀野誠二教授)から入り、宇宙の大きさについて子供たちにわかりやすくお話をしました。東京とチリの距離から始めて、地球の大きさ、地球と月・太陽との距離、銀河の大きさ等々だんだんと視野を広げていき、たとえ話を交えた講演に会場には子供たちの笑顔が溢れていました。

また国立天文台が公開している四次元デジタル宇宙ビューワーMitakaを利用し、直感的に太陽系の位置や星の距離、銀河の大きさなどを理解してもらいました。オーッという子供たちの驚きと歓びの声が沸き、目がいっそう輝いて好奇心は増すばかりでした。冬休みを迎える子供たちにとって1学期を締めくくる良い思い出となればと思います。(文・写真:山口隆弘)

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