2017年7月6日、毎年恒例の七夕講演会がサンチャゴ日本人学校で開催され、今年はチリ観測所長の阪本成一教授が講師を務めました。
冒頭でアルマ望遠鏡や観測所から眺めたすばらしい星空に触れつつ、実は今年の7月7日は満月で、七夕の星も見えづらく、星まつりにはあまり適していないこと、今年は8月28日が伝統的七夕(いわゆる旧暦七夕)で、このときには夜半に上弦の月が沈み、星がよく観察できるようになることなどを紹介しました。また、阪本所長が2014年までJAXAにいた経歴を活かして、民間宇宙旅行が始まりつつあること、大学などでもロケットの開発が始まっていること、日本人宇宙飛行士のこと、そして月のことなど、子どもたちに関心の高い天文と宇宙開発の話を幅広く紹介しました。
小学校1年生から中学生までと生徒の年齢には幅がありましたが、先生方も含めて、もっと聞いていたかったという声が多く寄せられ、保護者の方々からも感謝のメールが多数届きました。なお、伝統的七夕に合わせて8月下旬にも、アルマ望遠鏡の地元であるサンペドロ・デ・アタカマで七夕イベントが計画されています。