ALMA/45m/ASTEユーザーズミーティング2019 開催

2019年12月18日から19日にかけて、国立天文台三鷹キャンパスにてALMA/45m/ASTEユーザーズミーティング2019が開催されました。アルマ望遠鏡、野辺山45m望遠鏡、アステ望遠鏡のユーザーが、国内はもとより台湾・韓国からも含め合計109名参加しました。

国立天文台が運用するこの3つの望遠鏡は、大学などに所属する研究者からの観測提案に基づいて観測を実行する「共同利用観測」を行っています。ユーザーズミーティングは、ユーザーである研究者と望遠鏡の運用を行う国立天文台のスタッフが一堂に会し、望遠鏡の現状や過去1年間の代表的な研究成果、さらに今後の運用予定などを共有・議論する場です。

初日はアルマ望遠鏡に関するセッションが開催され、望遠鏡運用の現状や今後の予定、ソフトウェア開発の状況や将来開発ワークショップの内容が紹介された他、様々な天文学分野におけるアルマ望遠鏡の成果ハイライトに関する発表がありました。また、より円滑で公平な運用や東アジア地域の国際競争力の向上を目指し、観測提案審査プロセスの変更や審査結果等に関する議論および情報共有も行いました。

2日目は野辺山45m望遠鏡とアステ望遠鏡のセッションが開催され、望遠鏡の現状や研究成果ハイライトの紹介のほか、今後の運用体制に関する議論も行われました。

2019-12-18 09.19.09

アルマ望遠鏡の現状について紹介する、アルバロ・ゴンサレス 東アジア・アルマプロジェクトマネージャ。
Credit: 国立天文台

また、ユーザーズミーティング前日の12月17日には、ALMA共同科学研究事業で雇用されている若手研究者が一堂に会したシンポジウムも開催され、11名の研究者がそれぞれの研究成果を発表し議論を深めました。

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