三鷹・星と宇宙の日2024 アルマパート報告
国立天文台三鷹の特別公開「星と宇宙の日2024」が、10月19日(土)に行われました。星と宇宙の日は、三鷹キャンパスの施設公開…
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国立天文台アルマ望遠鏡メールマガジン
ALMA Mail Magazine 2022年01月19日号
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今夜は「月齢16」。アルマ望遠鏡の話題をお届けします。
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Pick up!
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◆ 熱い抱擁を遂げた双子星の末路を解明
スウェーデン・チャルマース工科大学のテオ・コーリ氏と鹿児島大学の今井裕准教授らの国際研究チームは、アルマ望遠鏡による観測で、天の川銀河における物質輪廻を現在担っている星々の正体を突き止めました。
私たちの太陽とは異なり、多くの星々には双子や三つ子のきょうだいが居て、お互いのすぐ周りをぐるぐる公転しています。これらの星系のなかには、長い年月をかけて星がお互いにどんどん近づいていくものがあります。そして、そのうち1つの星が進化して巨大化し、もう1つの星と一体となることが想定されています。この時、一体となった2つの星はガスと塵から成る分厚い層(共通外層)をまとうことになりますが、その中で一体何が起きるのか、様々な可能性が考えられてきました。
https://alma-telescope.jp/news/waterfountain-202201
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Events
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◆ 小惑星Kokubunji誕生7周年記念イベント 宇宙講演会 in国分寺
会場:cocobunjiプラザ リオンホール
日時:令和4年2月5日(土)
14:30~17:00(開場:14:00)
申し込み期間(申し込み方法は下記URLからご覧ください)
2022年1月2日(日)~1月28日(金)
講師:淺田 正一郎((一財)日本宇宙フォーラム 宇宙政策調査研究センターフェロー)
「民間宇宙開発最前線」
阪本 成一(国立天文台 教授)
「アルマ望遠鏡が描く最新の宇宙像」
内容:国内外のスペースポートや商業有人宇宙船など民間宇宙開発の旬な話題から、
アルマ望遠鏡が切り拓く最新の天文学のディープな話まで
宇宙の魅力をお届けする講演会を開催します
https://www.city.kokubunji.tokyo.jp/machi/1007398/1026998.html
◆ 企画展「私たちの起源を宇宙に探る アルマ望遠鏡の10年」
会場:みたか天文・科学情報スペース
日時:令和3年12月3日(金)ー 令和4年1月30日(日)
11:00~18:30
祝日・月・火曜日は休館・12/27(月)-1/4(火)は年末年始休館
内容:南米チリに建設されたアルマ望遠鏡は、2011年の科学観測開始から10年を迎えました。
惑星の誕生や銀河の進化の謎に挑み、生物の材料になりうる物質を宇宙に発見発見するなど、
教科書を書き換える成果も続々と出ています。
本企画展では、その研究のようすを、天体画像を中心としたパネルと模型などの展示でご紹介します。
標高5000mの素晴らしい風景映像もお楽しみください。
https://mitakatkjs.mall.mitaka.ne.jp/
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Afterword
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昨年12月25日、ついにハッブル宇宙望遠鏡の後継機とされるNASAのジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)が打ち上げられ、今年1月9日に主鏡展開に成功しました。
JWSTは赤外線を観測する望遠鏡なので、アルマ望遠鏡の観測する電波(ミリ波サブミリ波)より短い波長の電磁波を観測します。アルマ望遠鏡もすばる望遠鏡もJWSTも違うものを観測しているように見えて、実は同じ電磁波を少し違う波長域から見ているのです。
地上と宇宙から、電波と赤外線、様々な視点から天体を観測することで今後も多くの謎を解き明かされると思います。非常に楽しみです。
三鷹市の天文・科学情報スペースで行われているアルマ望遠鏡10周年記念企画展「私たちの起源を宇宙に探る アルマ望遠鏡の10年」は今月30日の18時30分までまで開催されています。
新型コロナウィルス感染拡大のため是非にとは申し上げられませんが、ご来場いただけましたら幸いです。
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