2022. 1. 13

【ALMAメールマガジン】銀河系の果てに多様な有機分子を発見! - アルマ望遠鏡が捉えた銀河系最外縁部の赤ちゃん星

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国立天文台アルマ望遠鏡メールマガジン
ALMA Mail Magazine 2021年12月20日号
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今夜は「月齢16」。アルマ望遠鏡の話題をお届けします。
 
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Pick up!
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◆ 銀河系の果てに多様な有機分子を発見! - アルマ望遠鏡が捉えた銀河系最外縁部の赤ちゃん星

銀河系の果てで、生まれたばかりの星とそれを包む有機分子の雲が初めて発見されました。
新潟大学の下西隆研究准教授らの研究チームは、アルマ望遠鏡を用いて、私たちの住む銀河系の最外縁部を観測し、これまで知られていなかった新たな原始星(赤ちゃん星)を発見しました。さらに、この星には水や複雑な有機分子を含む化学的に豊かな分子ガスが付随していることを明らかにしました。銀河系の最外縁部は、銀河系が作られ始めた頃の原始的な環境を今に残していると考えられています。今回の発見は、宇宙史を通した星・惑星材料物質の化学的多様性の理解に大きく貢献すると期待されます。
https://alma-telescope.jp/news/press/hotcore-202112

 
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Topics
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◆ コペンハーゲン大学の藤本征史さん、アルマ望遠鏡を使った研究で井上研究奨励賞を受賞

コペンハーゲン大学ニールス・ボーア研究所ドーン・フェローの藤本征史さんが、2021年度の井上研究奨励賞を受賞されました。
藤本征史さんは、東京大学大学院理学研究科天文学専攻の大学院生として、東京大学宇宙線研究所の大内正己教授(現在は国立天文台科学研究部教授を併任)のもとで研究を行い、博士論文「Demographics of the Cold Universe with ALMA: From Interstellar and Circumgalactic Media to Cosmic Structures(日本語題目:ALMAで探る冷たい宇宙:星間及び銀河周辺物質から宇宙の構造までの統計研究)」をまとめられました。学位取得後は東京大学宇宙線研究所、国立天文台アルマプロジェクトの研究員を経て現在はデンマークのコペンハーゲン大学で研究をされています。
https://alma-telescope.jp/news/fujimoto-202112

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Events
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◆ プラネタリウム上映「アルマ望遠鏡で挑む宇宙のナゾ」

会場:かわさき宙(そら)と緑の科学館 プラネタリウム(神奈川県川崎市)
日時:2021年12月
   平日 15:00
土・日・祝日 12:00/15:00
(上映時間 約45分)
内容:南米チリのアルマ(ALMA)望遠鏡は、視力6000の”目”で天体からの微小な電波を捉えることができます。
科学観測がスタートして今年で10年目、ALMAの目を通して明らかになった宇宙の姿をのぞいてみましょう。
詳細:https://www.nature-kawasaki.jp/planetarium.html

 
◆ 企画展「私たちの起源を宇宙に探る アルマ望遠鏡の10年」

会場:天文・科学情報スペース(東京都三鷹市)
日時:2021年12月3日(金)- 2022年1月30日(日)
   祝日・月・火曜日は休館・12/27(月)-1/4(火)は年末年始休館
内容:南米チリに建設されたアルマ望遠鏡は、2011年の科学観測開始から10年を迎えました。
   惑星の誕生や銀河の進化の謎に挑み、生物の材料になりうる物質を宇宙に発見発見するなど、
   教科書を書き換える成果も続々と出ています。
   本企画展では、その研究のようすを、天体画像を中心としたパネルと模型などの展示でご紹介します。
   標高5000mの素晴らしい風景映像もお楽しみください。
詳細:https://mitakatkjs.mall.mitaka.ne.jp/

 

◆ 私たちの起源を宇宙に探る アルマ望遠鏡の10年

会場:かわさき宙(そら)と緑の科学館 プラネタリウム(神奈川県川崎市)
日時:2021年12月25日(土) 17:00~18:30
講師:平松 正顕(国立天文台 天文情報センター講師/台長特別補佐)   
内容:2011年に科学観測を開始し、今年10周年を迎えたアルマ望遠鏡。
   高感度・高解像度な観測で、惑星誕生の現場のかつてない鮮明な姿やそこでの有機分子の検出、
   遠くの銀河の観測を通して宇宙の歴史に迫るなど、次々と成果をあげています。
   宇宙を電波で探ることで見えてきた、最新の天文学の世界にふれてみましょう。
対象・定員:中学生以上 100名(当日先着順)
詳細:https://www.nature-kawasaki.jp/2021-12-25

 

◆ 講演会『アルマ望遠鏡で挑む暗黒の宇宙』

会場:福岡市科学館 6階ドームシアター(福岡県福岡市)
日時:2022年1月24日(月)
   15:30〜16:00 「ALMA まだ見ぬ宇宙へ」上映
   16:00〜16:10 休憩
   16:10〜17:25 講演会 「アルマ望遠鏡で挑む暗黒の宇宙」
講師:平松 正顕(国立天文台 天文情報センター講師/台長特別補佐)
内容:「地球はどうやってできたのだろうか?」
   「地球以外にも、生き物は存在するのだろうか?」
   人類が昔から抱いてきた謎に挑んでいるのが、アルマ望遠鏡です。
   プラネタリウム番組「ALMAまだ見ぬ宇宙へ」をご覧いただいた後、講演会では、
   観測開始10年を迎えたアルマ望遠鏡が解き明かした宇宙の姿を中心に、
   目に見えない暗黒の宇宙に潜む謎がどこまで解き明かされたのか、
   全天周映像とともにわかりやすくご紹介します。
対象・定員:小学生以上、160名(事前予約制)
詳細:https://www.fukuokacity-kagakukan.jp/dome_theater/2021/12/ALMA.html

 
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Afterword
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12月3日より三鷹市の天文・科学情報スペースで、アルマ望遠鏡10周年を記念した企画展「私たちの起源を宇宙に探る アルマ望遠鏡の10年」が始まりました。
最新の研究成果や研究の様子を紹介したパネルや映像、12mアンテナ模型・アンテナの鏡面パネルの実物などを展示しています。
来年1月30日まで開催されていますので、近くにお出かけの際にお立ち寄りいただけましたら幸いです。

また、12月下旬刊行予定の国立天文台ニュース冬号ではアルマ望遠鏡が特集されます。
発刊の際にはウェブサイトにも掲載されますので是非ご覧ください。
https://www.nao.ac.jp/about-naoj/reports/naoj-news/

昨年に続き今年も特別公開や講演会等が中止されたりオンライン開催のみとなってしまったりしましたが、
来年は皆様とお会いできる事を願っております。
引き続き国立天文台とアルマ望遠鏡を宜しくお願い致します。
 

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