アルマ望遠鏡が捉えた惑星系形成の現場:惑星の外側で塵が集まり、次の惑星が生まれる様子
アルマ望遠鏡は、すでに形成された惑星の外側に、次なる惑星の材料となる塵が局所的に集まっている現場を捉えました。国立天文…
Atacama Large Millimeter/submillimeter Array(ALMA)
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国立天文台アルマ望遠鏡メールマガジン
ALMA Mail Magazine 2015年10月29日号
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秋の深まりを感じるこの頃。寒さとともに星空がきれいに
見える季節がやってきたことを実感します。
今夜は「月齢16」、アルマ望遠鏡の話題をお届けします。
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pick up!
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◎ これからのアルマ・イベント情報
アルマ望遠鏡関連のイベントがいろいろと予定されています。
主に講演会ですが、様々な講師が集まっていたり、会場は
プラネタリウムなどおとくな企画が盛りだくさんです。会場は
千葉、静岡、東京。12月には大阪でも講演会を企画中です。
そして、長期間行なってきた科学館、美術館の展示は残り
少ない会期をお見逃しなく。宇宙ミュージアムTeNQ(東京都)は
11月3日まで、金沢21世紀美術館でのALMA MUSIC BOX展示
は11月15日までです。
各詳細はこのメールの下やウェブサイトをご覧ください。
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/event/2015/
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topics
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◎アルマ望遠鏡が明らかにした遠方銀河の活発な星形成
東京大学Kavli IPMUのジョン・シルバーマン特任助教らの研究
グループは、アルマ望遠鏡やフランスのビュール高原電波
干渉計などの電波望遠鏡で遠くの宇宙にある7つのスター
バースト(爆発的星形成)銀河の観測を行いました。その結果、
遠方のスターバースト銀河の環境が、激しい星形成が起きて
いる近くのスターバースト銀河と似ていることが分かりました。
この結果から、昔の宇宙でも現在と同じような環境下で爆発
的な星の形成が起きていた可能性が示されました。
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/pressrelease/201510157778.html
◎サンチャゴ日本人学校の合同アルマ観測所職場見学
サンチャゴ日本人学校の児童、生徒さんが、合同アルマ観測所
本部のオフィスに職場見学にやって来ました。途中、アタカマ
砂漠の山麓施設にビデオでつなぎ、現地のスタッフが施設内を
案内しました。生徒さんは興味津々で休み時間も返上で熱心に
質問をしてくれました。
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/alma/2015/1028post_618.html
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event
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◎ 開催中~11月 3日(火)
TeNQ1周年特別企画展「宇宙兄弟展×TeNQ」
取材協力:長谷川哲夫(国立天文台 チリ観測所長)
会場:宇宙ミュージアムTeNQ(東京都文京区)
時間:平日11:00~21:00、
土日祝・特定日10:00~21:00 (最終入館20:00迄)
チケット:日時指定の予約制。予約購入あり。
[詳細]TeNQ1周年特別企画展「宇宙兄弟展×TeNQ」
http://www.tokyo-dome.co.jp/tenq/exhibition/4_special2015/
◎ 開催中~11月15日(日)
オルゴール「ALMA MUSIC BOX」の展示
会場:金沢21世紀美術館(石川県金沢市)
[詳細] 展覧会 「われらの時代:ポスト工業化社会の美術」
http://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=45&d=1724
◎ 11月28日(土) 16:30~17:45
天文講演会「視力6000のアルマ望遠鏡で見る宇宙」
「アルマ望遠鏡のあるところ」 天笠咲子(千葉市科学館 学芸員)
「アルマ望遠鏡で見る宇宙」 平松正顕(国立天文台チリ観測所 助教)
会場:白井市文化センター プラネタリウム (千葉県白井市)
参加費:大人200円 子ども 無料
申込み:前日までに予約。定員になり次第締め切り。
[詳細] 白井市文化センター プラネタリウム
https://www.center.shiroi.chiba.jp/planet/group.html
◎12月 5日(土) 14:00~16:00
法月惣次郎没後20年特別事業
天文講演会「動きだした人類最大の電波望遠鏡ALMA(アルマ)」
「大切なことは目に見えない ~電波で「見えない宇宙」を探る~」
石黒正人(国立天文台 名誉教授)
「世界最大の電波望遠鏡ALMAがみた宇宙」
阪本成一(国立天文台 チリ観測所教授)
対象:中学生以上
会場:ディスカバリーパーク焼津 プラネタリウム
定員:165人(申込先着順)、料金無料
サイエンスカフェ(講演会と同日開催)
時間:16:30~17:30
定員:30人(申込先着順)、参加費:100円
会場:ディスカバリーパーク焼津 会議室
◎12月 5日(土)、 6日(日)
プラネタリウム特別投影
「豊川からアルマ望遠鏡へ」※今回のみの投影
「ALMA~まだ見ぬ宇宙へ~」※来年3月まで投影中
会場:ディスカバリーパーク焼津(静岡県焼津市)
[詳細] ディスカバリーパーク焼津
http://www.discoverypark.jp/
◎ 12月26日(土) 13:05~14:00
講演会「見えないひかりでみる宇宙
~アンデスの巨大電波望遠鏡ALMAの挑戦~」
お茶の水女子大学理学部主催 第3回宇宙講演会
~子どもから大人まで宇宙に夢中!~
講師:阪本 成一(国立天文台チリ観測所 教授)
会場:お茶の水女子大学 微音堂(東京都文京区)
参加費無料、事前申し込み不要
[詳細] お茶の水女子大学
http://www.ocha.ac.jp/event/20151009_1.html
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afterword
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10月23日(金)、24日(土)の三鷹・星と宇宙の日にお越し
いただいた皆様ありがとうございました。24日は晴天で、
この時期としては珍しく暖かな日でした。お天気のおかげか
たくさんの方にお越しいただき、望遠鏡での天体観望会も
楽しんでいただくことができました。
国立天文台は、宇宙を調べる研究者、装置の開発などを
する技術者、それを支える研究支援員の他、事務員など、
様々な職種のスタッフが勤めています。年に一度のこの機会
には研究や業務について知ってもらおうと、すべての職員が
皆様と顔をあわせてお迎えします。
ALMA棟では今年も研究者、技術者がアルマ望遠鏡の仕組み、
建設地のチリについて、また最新の研究成果について皆様に
直接お話ししました。感想を聞いたところ、皆様との会話が
楽しかった、と話す者が多くいました。自身が情熱を傾ける
研究について知ってもらうことは楽しく、充実した時間だった
ようです。来場者の皆様にとっても楽しい一日であったことを、
スタッフにとっては新たな気持ちで日々の業務に取り組む力
となることを願います。
来年になりますが、また三鷹・星と宇宙の日でお待ちしており
ます。三鷹キャンパスは常時公開も行なっていますので、
一度お立ち寄りください。都内とは思えない森の木々も魅力の
ひとつです。
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自然科学研究機構 国立天文台 チリ観測所
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