三鷹・星と宇宙の日2024 アルマパート報告
国立天文台三鷹の特別公開「星と宇宙の日2024」が、10月19日(土)に行われました。星と宇宙の日は、三鷹キャンパスの施設公開…
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▲▲▲ ALMA Mail Magazine 2012年2月8日号
Atacama Large Millimeter/submillimeter Array
< http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/ >
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――― 国立天文台のALMA(アルマ)計画に関心をお持ちの皆さま ―――
毎月月齢16の夜にお届けしているアルマ望遠鏡メールマガジン。
国立天文台が進めているアルマ計画の近況をお届けいたします。
最新情報はアルマ望遠鏡のウェブサイト http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/
ならびにアルマ望遠鏡Twitterアカウント http://twitter.com/ALMA_Japan
をご覧ください。
INDEX
・最新情報
1月 4日 東アジア受信機統合センター、ACAアンテナ用受信機システムの製造を完了
1月14日 日本製7mアンテナ6号機、山頂施設へ
1月14日 山頂施設のアンテナ台数が27台に
・PICK UP!
アタカマの自然
2月9日、BSジャパン「地球★アステク」にアルマ望遠鏡登場
・イベント情報
2月18日 はやぶさとALMAで探る太陽系の始まり@工学院大学
3月 9日 サイエンスカフェ『宇宙はナゾに満ちている』@工学院大学
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■ 最新情報 ■
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◎1月4日 東アジア受信機統合センター、
ACAアンテナ用受信機システムの製造を完了
アルマ望遠鏡の66台のアンテナのうち、日本が製造するアンテナで
構成されるACA(アタカマ・コンパクト・アレイ、愛称「いざよい」)の
ためのすべての受信機システムが、台湾・台中市に設置された東アジア
受信機統合センターから出荷されました。日本と台湾からなるアルマ望遠鏡
東アジアグループにとって大きな節目となりました。これらの受信機
システムは準備が整ったアンテナに順次搭載され、一部は既に観測に
使われています。
[最新情報] 東アジア受信機統合センター、
ACAアンテナ用受信機システムの製造を完了
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/info/2012/0130aca_10.html
◎1月14日 日本製7mアンテナ6号機が山頂施設へ
1月14日 山頂施設のアンテナ台数が27台に
1月14日、日本製の直径7mアンテナ6号機が運ばれ、山頂施設の
アンテナ数は全部で27台になりました。直径12mアンテナ4台と
合わせて、日本のアンテナは10台が山頂施設に運ばれたことに
なります。12mアンテナを使った科学観測は、既に世界中の研究者
からの観測提案をもとに進められています。また7mアンテナを
含めた試験観測も精力的に進められています。
[最新情報] 日本製7mアンテナ6号機が山頂施設へ
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/info/2012/01187m6.html
[最新情報] 山頂施設のアンテナの台数は27台に
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/info/2012/012427.html
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■ PICK UP! ■
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◎ アタカマの自然
アルマ望遠鏡が建設されているアタカマ地域は、世界で最も乾燥
している地域の一つと言われています。さらに山麓施設・山頂施設
周辺は標高も高いため、日本で見るような木々は生えていません。
そのかわり、標高2900mの山麓施設のまわりには、背の低い高山植物や
サボテンが群生しているところがあります。また、ロバやビクーニャ
のような野生動物に出会うこともあります。厳しい環境でたくましく
生きるこれらの動植物に配慮しながら、アルマ望遠鏡の建設と運用が
進められています。
[アルマ通信] ビクーニャの群れと出会う
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/alma/2012/0123post_415.html
[アルマ通信] 砂漠に咲く小さな花
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/alma/2012/0202post_416.html
◎ 2月9日、BSジャパン「地球★アステク」にアルマ望遠鏡登場
さまざまな先端テクノロジーを紹介するBSジャパンの番組
「地球★アステク」に、国立天文台が登場します。アルマ望遠鏡やすばる
望遠鏡が見る宇宙についての紹介のほか、アルマ望遠鏡の受信機部品を
作っている国立天文台先端技術センターの様子も放送されます。
BSジャパン 地球★アステク 「いざ!天体観測の聖地へ/国立天文台」
放送日時:2月9日(木) 午後10:00~
番組ウェブサイト http://www.bs-j.co.jp/asuteku/vol45.html
[アルマ通信] アルマ望遠鏡、BSジャパン「地球★アステク」に登場
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/alma/2012/0207bs.html
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■ イベント情報 ■
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◎2月18日 はやぶさとALMAで探る太陽系の始まり@工学院大学
『はやぶさとALMA(巨大電波望遠鏡)で探る太陽系の始まり』
講師:阪本成一(JAXA宇宙科学研究所教授/国立天文台ALMA推進室客員教授)
時間:13:00 – 14:30
場所:工学院大学新宿キャンパス中層棟4階(東京都新宿区)
申込:必要(定員40名)
詳細:工学院大学オープンカレッジ
http://www.kogakuinuniv-ext.jp/category/family/post_213.php
◎3月9日 サイエンスカフェ『宇宙はナゾに満ちている』@工学院大学
『宇宙は、ナゾに満ちている(3)「ALMAがひらく最新の宇宙像」』
講師:平松正顕(国立天文台ALMA推進室助教)
時間:18:30 – 20:00
場所:工学院大学新宿キャンパス中層棟8階(東京都新宿区)
申込:必要(定員45名)
詳細:工学院大学オープンカレッジ
http://www.kogakuinuniv-ext.jp/category/family/3_3.php
■アルマ望遠鏡ウェブサイトには最新情報などを掲載しています。
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/ (日本語)
http://alma.mtk.nao.ac.jp/e/ (英語)
■アルマ・メールマガジン バックナンバー
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/mailmagazine/
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■ あとがき ■
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アルマ望遠鏡メールマガジン2月号をお届けしました。日本では大雪も降る
寒い冬ですが、南半球のチリは真夏。アルマ望遠鏡山麓施設のまわりに
ある植物もかわいらしい花をつけています。雨や雪がまれにしか降らない
地域にもかかわらず緑色の植物がそこかしこに生えているのを見ると、
自然のたくましさを感じます。とはいえ、アンテナが設置される標高5000m
地点には赤茶けた大地が広がっているだけで、植物も生えていません。
観測に適した場所を求めて人体には厳しい環境にたどりついた天文学者や
技術者にも、高山植物に負けないくらいのたくましさが必要なのです。
(平松)
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