三鷹・星と宇宙の日2024 アルマパート報告
国立天文台三鷹の特別公開「星と宇宙の日2024」が、10月19日(土)に行われました。星と宇宙の日は、三鷹キャンパスの施設公開…
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▲▲▲ ALMA Mail Magazine 2012年1月10日号
Atacama Large Millimeter/submillimeter Array
< http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/ >
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――― 国立天文台のALMA(アルマ)計画に関心をお持ちの皆さま ―――
毎月月齢16の夜にお届けしているアルマ望遠鏡メールマガジン。
国立天文台が進めているアルマ計画の近況をお届けいたします。
最新情報はアルマ望遠鏡のウェブサイト http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/
ならびにアルマ望遠鏡Twitterアカウント http://twitter.com/ALMA_Japan
をご覧ください。
INDEX
・最新情報
12月 8日 バンド10受信機の出荷梱包作業
12月16日 日本製7mアンテナ5号機が山頂施設へ
12月16日 山頂施設のアンテナ台数が26台に
12月22日 研究成果発表『「隣」の銀河の星の材料、全貌の把握に成功』
・PICK UP!
12月28日 サンティアゴの空にラブジョイ彗星現る
1月 1日 ラブジョイ彗星と南十字
・イベント情報
2月 5日 宇宙をみる最前線!世界最大の望遠鏡 ALMA が挑む宇宙の謎
2月18日 はやぶさとALMAで探る太陽系の始まり@工学院大学
2月19日 「ALMA望遠鏡」が仰ぎ見る神秘の宇宙
3月 9日 サイエンスカフェ『宇宙はナゾに満ちている』@工学院大学
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■ 最新情報 ■
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◎12月8日 バンド10受信機の出荷梱包作業
アルマ望遠鏡が観測できる周波数帯のうち、もっとも高い周波数
帯を受信するバンド10(周波数 787~950 GHz)受信機1台が、東京
三鷹の国立天文台先端技術センターからアメリカ国立電波天文台に
向けて出荷されました。入念な品質チェックと梱包を経て、また
ひとつアルマ望遠鏡の重要な部品が海を渡ったことになります。
[アルマ通信] バンド10 受信機の出荷梱包作業
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/alma/2011/1226post_407.html
◎12月16日 日本製7mアンテナ5号機が山頂施設へ
12月16日 山頂施設のアンテナ台数が26台に
12月16日、日本製の直径7mアンテナ5号機が山頂施設に運ばれ、
アンテナ数は全部で26台になりました。このうち日本製のものは
12mアンテナが4台と7mアンテナが5台です。12mアンテナは既に科学
観測に使われており、7mアンテナも次期科学観測に向けた様々な
試験観測に使われています。ウェブページには、狭い範囲にぎゅっと
密に並んだ7mアンテナの写真を掲載しています。
[最新情報] 日本製7mアンテナ5号機が山頂施設へ
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/info/2011/1221post_404.html
[最新情報] 山頂施設のアンテナの台数は26台に
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/info/2011/1220post_405.html
◎12月22日 研究成果発表『「隣」の銀河の星の材料、全貌の把握に成功』
国立天文台ALMA推進室の小麥(こむぎ)真也助教と上越教育大学の
濤崎(とさき)智佳准教授を中心とする研究グループが、私たちの住む
銀河系のご近所さんであるM33銀河に分布するガスや塵の、広域かつ詳細な
地図を作成しました。野辺山宇宙電波観測所の45m電波望遠鏡と、アルマ
望遠鏡のお隣にあるアステ望遠鏡を用いた観測の成果です。史上最高品質の
銀河地図を手にしたことにより、アルマ望遠鏡等を用いた今後の研究でも
大きな成果が期待されます。
[アルマ通信] 研究成果発表『「隣」の銀河の星の材料、全貌の把握に成功』
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/alma/2011/1222post_408.html
[プレスリリース]『「隣」の銀河の星の材料、全貌の把握に成功』
http://www.nao.ac.jp/releaselist/archive/20111222/
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■ PICK UP! ■
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◎ 12月28日 サンティアゴの空にラブジョイ彗星現る
1月 1日 ラブジョイ彗星と南十字
皆さんは彗星(すいせい)をご覧になったことはありますか? 実は
先月、ひとつの彗星が太陽のすぐそばを通り過ぎ、とても明るく見えて
いました。と言っても北半球からは見ることができず、南半球だけで
見ることができました。チリ在住のアルマ望遠鏡スタッフから、この
彗星(ラブジョイ彗星)の写真が2枚送られてきましたので、ウェブ
ページに掲載しています。1枚は首都サンティアゴの夜明けの空に
現れた彗星の写真、もう1枚はアルマ望遠鏡山麓施設から撮影した写真
です。淡いながらも長い尾がしっかりと写し出されています。
[アルマ通信] サンティアゴの空にラブジョイ彗星現る
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/alma/2011/1228post_413.html
[アルマ通信] ラブジョイ彗星と南十字
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/alma/2012/0101post_414.html
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■ イベント情報 ■
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◎2月 5日 宇宙をみる最前線!世界最大の望遠鏡 ALMA が挑む宇宙の謎
『宇宙をみる最前線!世界最大の望遠鏡 ALMA が挑む宇宙の謎』
講師:水野範和(国立天文台ALMA推進室 准教授)、
栗田光樹夫(京都大学 准教授)
時間:13:00 – 14:00
場所:静岡科学館る・く・る(静岡県静岡市)
申込:不要(定員160名)
詳細:静岡科学館る・く・る
http://www.rukuru.jp/
◎2月18日 はやぶさとALMAで探る太陽系の始まり@工学院大学
『はやぶさとALMA(巨大電波望遠鏡)で探る太陽系の始まり』
講師:阪本成一(JAXA宇宙科学研究所教授/国立天文台ALMA推進室客員教授)
時間:13:00 – 14:30
場所:工学院大学新宿キャンパス中層棟4階(東京都新宿区)
申込:必要(定員40名)
詳細:工学院大学オープンカレッジ
http://www.kogakuinuniv-ext.jp/category/family/post_213.php
◎2月19日 「ALMA望遠鏡」が仰ぎ見る神秘の宇宙
『プラネタリウム+αシリーズ 星と宇宙の講演会~
「ALMA望遠鏡」が仰ぎ見る神秘の宇宙』
講師:阪本成一(JAXA宇宙科学研究所教授/国立天文台ALMA推進室客員教授)
大平貴之(プラネタリウム・クリエーター)
時間:16:00 – 18:00
場所:日立シビックセンター天球劇場(プラネタリウム)
対象:大人、学生は小学校高学年以上 (未就学児のご入場はご遠慮ください)
申込:必要(定員200名、有料)
詳細:日立シビックセンター
http://www.civic.jp/tenkyu/gaiyo/f_concert.html
◎3月9日 サイエンスカフェ『宇宙はナゾに満ちている』@工学院大学
『宇宙は、ナゾに満ちている(3)「ALMAがひらく最新の宇宙像」』
講師:平松正顕(国立天文台ALMA推進室助教)
時間:18:30 – 20:00
場所:工学院大学新宿キャンパス中層棟8階(東京都新宿区)
申込:必要(定員45名)
詳細:工学院大学オープンカレッジ
http://www.kogakuinuniv-ext.jp/category/family/3_3.php
■アルマ望遠鏡ウェブサイトには最新情報などを掲載しています。
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/ (日本語)
http://alma.mtk.nao.ac.jp/e/ (英語)
■アルマ・メールマガジン バックナンバー
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/mailmagazine/
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■ あとがき ■
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2012年最初のアルマ望遠鏡メールマガジンです。昨年はアルマ望遠鏡が
ついに科学観測を開始し、今年はその成果が出始める年になります。
どんなわくわくする成果が出てくるのか、今から楽しみです。
チリ現地では、クリスマス・お正月の間も交代で研究者が試験観測の
実行にあたりました。アルマ望遠鏡のさらなるパワーアップをめざして、
アンテナの性能評価や受信機の出荷も着々と進んでいます。
今年もアルマ望遠鏡の活躍にどうぞご期待ください。
(平松)
■ご意見、ご感想はお問い合わせフォームからお寄せください。
お問い合わせフォーム:http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/inquiry/
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