2014. 5. 15

【ALMA Mail Magazine】 2014年5月15日号 ~超新星1987Aのアルマ望遠鏡観測成果がNHK「コズミックフロント」に登場

====================================================================
▲▲▲ ALMA Mail Magazine 2014年5月15日号
Atacama Large Millimeter/submillimeter Array
====================================================================
――― 国立天文台アルマ望遠鏡に関心をお持ちの皆さま ―――
毎月「月齢16」の夜にお届けしているアルマ望遠鏡メールマガジン。
国立天文台のフラッグシップ望遠鏡のひとつ、アルマ望遠鏡に関する
最新情報をお知らせします。
最新情報はアルマ望遠鏡のウェブサイト http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/
ならびにアルマ望遠鏡Twitterアカウント http://twitter.com/ALMA_Japan
をご覧ください。
INDEX
最新情報
  5月7日 アルマ望遠鏡科学観測サイクル2の観測提案審査
アルマ通信
  5月12日 超新星1987Aのアルマ望遠鏡観測成果がNHK「コズミックフロント」に
登場
PICK UP!
  5月13日 アルマ望遠鏡スタッフによる連載コラム”Bienvenido a ALMA”を更新
イベント情報
  8月23日 国立天文台野辺山 特別公開
====================================================================
 ■ 最新情報 ■
====================================================================
◎ 5月7日 アルマ望遠鏡科学観測サイクル2の観測提案審査
2014年6月から17か月間、アルマ望遠鏡科学観測サイクル2がアンテナ45台を用いて
実行されます。サイクル2で観測時間を獲得するために世界中の研究者から1381件の
観測提案が寄せられましたが、このたびその審査が完了し、結果が研究者に
送られました。
世界中から選ばれた78名の研究者が審査員となり、観測提案書に記された
研究提案の重要度や実現可能性を吟味しました。審査の結果、353件の提案が
「最高優先度 “highest priority”」と判断されました。このうち日本の研究機関
に所属する研究者が筆頭となった提案は、56件です。
太陽系内天体から星や惑星の誕生領域、また非常に遠方の宇宙に存在する天体の
観測まで、多様な研究が最高優先度の観測に含まれています。
[最新情報] アルマ望遠鏡科学観測サイクル2の観測提案審査
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/info/2014/05072_5.html
====================================================================
 ■ アルマ通信 ■
====================================================================
◎ 5月12日 超新星1987Aのアルマ望遠鏡観測成果がNHK「コズミックフロント」に
登場
5月15日夜、アルマ望遠鏡初期科学観測で得られた観測成果が、NHKのBSテレビ番組
「コズミックフロント」で紹介されます。
今回紹介されるのは、米国立電波天文台のレミー・インデベトー氏やユニバーシティー・
カレッジ・ロンドンの松浦美香子氏らによる、超新星1987Aの周囲での星間微粒子の検
出に関する成果です。最新情報『超新星爆発で作られた大量の固体微粒子をアルマ望
遠鏡が発見』に研究成果の概要を掲載していますので、放送と合わせてぜひご覧くだ
さい。
NHK BSプレミアム コズミックフロント「超新星1987A」
放送日時:
5月15日(木)午後 10:00 ~
再放送:
5月19日(月)午後 11:45 ~
番組ホームページ:
http://www.nhk.or.jp/space/program/cosmic.html
[アルマ通信] 超新星1987Aのアルマ望遠鏡観測成果がNHK「コズミックフロント」に
登場
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/alma/2014/05121987anhk.html
[最新情報] 超新星爆発で作られた大量の固体微粒子をアルマ望遠鏡が発見
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/info/2014/0107post_505.html
====================================================================
 ■ PICK UP! ■
====================================================================
◎ 5月13日 アルマ望遠鏡スタッフによる連載コラム”Bienvenido a ALMA!”を更新
国立天文台が毎月発行している広報紙が「国立天文台ニュース」です。2010年から
この国立天文台ニュースで、アルマ望遠鏡スタッフが執筆するコラム “Bienvenido a
ALMA!”を不定期に連載しています。(タイトルはスペイン語で「アルマにようこそ!」
の意味)
今回、最新の第27回までのコラムをウェブサイトに公開しました。
天文学研究、技術開発から事務系業務まで、アルマ望遠鏡を支える多彩な仕事を
こなすけれどなかなか普段はうかがい知れないスタッフの仕事ぶりや、
仕事にかける想いを、それぞれの筆致でお届けしています。じっくりお楽しみ
ください。
[連載コラム”Bienvenido a ALMA!”]
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/column/Bienvenido/27.html
[国立天文台ニュース]
http://www.nao.ac.jp/outreach/naoj-news.html
====================================================================
 ■ イベント情報 ■
====================================================================
◎ 8月23日 国立天文台野辺山 特別公開
会場:国立天文台野辺山宇宙電波観測所 (長野県南佐久郡南牧村)
時間:9:30 – 16:00(入場は15:30まで)
内容:ポスター展示、映像展示、講演会など
[詳細] 国立天文台野辺山 特別公開2014
http://www.nro.nao.ac.jp/visit/open2014/open2014_top.html
====================================================================
 ■ あとがき ■
====================================================================
「天文学者って、毎晩望遠鏡のぞいて新しい星探してるんでしょ?」 よく尋ねられる
ことがありますが、そのイメージにフィットするのはおそらく100年くらい前の天文学
者。コンピュータ制御の望遠鏡を使って天体のデータを取得して、それをコンピュー
タを使って解析して宇宙の成り立ちや天体の状態を探る現代の観測天文学者は、ほと
んど望遠鏡をのぞきません。電波望遠鏡ではなおさらですし、観測はすべて観測所の
スタッフが行うアルマ望遠鏡の場合、研究者は望遠鏡のある場所にすら行きません。
望遠鏡が取得したデータをリアルタイムで確認しながら一喜一憂するというのも観測
天文学の醍醐味の一つかもしれませんが、より高度な観測をより効率的に行うために
こうしたシステムが構築されています。
現代の天文学者の研究の様子は、テレビ番組でもご覧になれます。アルマ通信のコー
ナーで紹介したコズミックフロントには、宇宙と向き合い新発見に心躍らせる天文学
者の姿が登場します。同じく本日夜に放送される下記の番組でも、アルマ望遠鏡で成
果を挙げた天文学者である坂井南美 東京大学助教の密着取材の様子が取り上げられま
す。
5/15 23:24 BSジャパン「Wのチカラ ウーマノミクス」
http://www.bs-j.co.jp/womenomics/
当日のご案内になってしまいましたが、ぜひご覧ください。
■ご意見、ご感想はお問い合わせフォームからお寄せください。
 お問い合わせフォーム:http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/inquiry/
──────────────────────────────────
国立天文台 チリ観測所 http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/
Copyright(C) 2014 Atacama Large Millimeter/submillimeter Array(ALMA), NAOJ.
All rights reserved.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

NEW ARTICLES