動画は皆既月食(2008年2月20日-21日)中における月の様子を示しています。 高速駆動性能を有するACAアンテナを用いることで、短時間で何枚もの画像を取得することが可能となり、月食中の電波強度変化を2次元画像として取得することに成功しました。動画左はデジタルカメラで撮影した光の画像、右は電波の画像を表しています。電波画像は赤い色ほど電波強度が強いこと、すなわち、温度が高いことを表しています。月食が進むにつれて電波強度が弱くなり、皆既月食を過ぎるとまた電波強度が強くなることがわかります。これは月食の間、月表面の温度が急激に変化していることを示しています。
NEW ARTICLES
2023 9.25
アルマ望遠鏡の開発に関する学会発表において、エレクトロニクスソサイエティ学生奨励賞を受賞
先端技術センターの増井翔研究員(発表当時、同センター特別共同利用研究員および大阪府立大学 博士後期課程3年)が、2023年電子…
2023 9.20
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡とアルマ望遠鏡の最強タッグで、 最遠方の原始銀河団を捉えることに成功
日本の橋本拓也助教(筑波大学)とスペインのJavier Álvarez-Márquez研究員(スペイン宇宙生物学センター)を中心とする国際…
2023 9.15
分子の多様性から見る銀河進化-超巨大ブラックホールが抑制する新たな星の誕生
国立天文台の斉藤俊貴特任助教と名古屋大学の中島拓助教らの国際研究チームは、アルマ望遠鏡を用いて、くじら座方向にある活動…