2018. 7. 29

【ALMAメールマガジン】特集記事:アルマで学ぶ(1)  大学院生、世界に挑む

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国立天文台アルマ望遠鏡メールマガジン

ALMA Mail Magazine 2018年7月29日号
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今夜は「月齢16」。アルマ望遠鏡の話題をお届けします。

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◎特集記事:アルマで学ぶ(1)  大学院生、世界に挑む

国立天文台は、さまざまな研究施設を整備し全国の大学などに所属する研究者に使って
もらうことミッションのひとつとする「大学共同利用機関」であり、また国立天文台に
所属する研究者自身も研究を行う「研究所」です。そしてもうひとつの顔が、
「教育機関」。次世代を担う大学院生たちが、国立天文台には多く滞在しています。
今回は、そんな大学院生の一人で、アルマ望遠鏡を使った研究にいそしむ道山知成さんに
インタビューしました。最先端の研究所で、多くの研究者や技術者に囲まれた環境での
大学院生活について語ってもらいました。

http://c.bme.jp/14/924/26/5462

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◎アルマ望遠鏡将来開発ロードマップを公表

科学観測開始から7年が経つアルマ望遠鏡では、これまでに惑星誕生現場や遠方の
銀河など、天文学者も驚くような成果を挙げてきました。この研究をさらに発展
させるため、2020年代にはアルマ望遠鏡の性能をいっそう向上させる計画です。
今回、目指すべき性能や技術開発項目などをまとめた『将来開発ロードマップ』が
作成・公開されました。一度に観測できる周波数幅を拡張させることや、解像度を
さらに上げるためにアンテナ展開範囲を広げることなどが挙げられています。この将来
開発計画によって、アルマ望遠鏡が天文学研究の進展をこれからも強力に牽引し続ける
存在となることを目指しています。

http://c.bme.jp/14/924/27/5462

◎第1回国立天文台若手研究者奨励賞をチリ観測所 浅山信一郎准教授が受賞

国立天文台の創立30周年を記念して国立天文台若手研究者奨励賞が制定され、その
第1回受賞者にチリ観測所の浅山信一郎准教授が選ばれました。授賞テーマは、
『ミリ波サブミリ波干渉計における高感度受信機の開発研究とシステム科学評価の
推進』です。浅山氏は大学院修了直後からアルマ望遠鏡バンド4受信機開発チームの
リーダーとして開発を成功させ、また新しい方式の受信機を開発し世界最高感度を
実現しました。

http://c.bme.jp/14/924/28/5462

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event
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◎2018年7月6日~9月4日
Space Challenge in Ginza
会場:METoA GINZA(東京都中央区)
時間:11:00~21:00
料金:入場無料

三菱電機のショールーム METoA Ginzaにて、アルマ望遠鏡や野辺山45m電波望遠鏡、
人工衛星などをテーマにした展示が行われています。アルマ望遠鏡現地のVR体験や
映像上映などの展示があります。
 http://c.bme.jp/14/924/29/5462

◎2018年8月25日(土)
国立天文台野辺山宇宙電波観測所 特別公開
「宙への扉がここにある ~長野県は宇宙県~」
会場:国立天文台野辺山宇宙電波観測所(長野県南佐久郡)
時間:9:30~16:00(入場は15:30まで)
 http://c.bme.jp/14/924/30/5462

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afterword
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大雨、酷暑、おかしな経路をたどる台風が入れ替わりにやってくる一ヶ月でした。
被害にあわれた方に心よりお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復旧を
祈念しております。

さて、今年の夏は大接近中の火星をはじめ、多くの惑星が夜空を彩っています。
天の川や流星群など、毎年の夏の星空の主役たちもこれからが本番です。

そして、夏といえば毎年恒例の国立天文台野辺山特別公開。今年は8月25日(土)
に開催です。野辺山はアルマ望遠鏡のルーツのひとつであり、日本の電波天文学の
聖地でもあります。今年のテーマは「宙への扉がここにある ~長野県は宇宙県~」。
巨大な45m望遠鏡に触れてみるという企画や、銀河や超新星爆発、流れ星をテーマに
した特別講演会も企画されています。アルマ望遠鏡プロジェクトでも、最新成果や
現地の映像をご紹介するほか、3人の研究者によるミニ講演も予定しています。
涼しい野辺山高原に、ぜひ遊びにいらしてください。

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