アルマ望遠鏡の新データ伝送システム、基本設計審査を通過
アルマ望遠鏡の新しいデータ伝送システムに関する基本設計審査が実施され、無事に審査を通過し、次の詳細設計フェーズへ進むこ…
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国立天文台アルマ望遠鏡メールマガジン
ALMA Mail Magazine 2020年7月7日号
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今夜は「月齢16」。アルマ望遠鏡の話題をお届けします。
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Pick up!
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◎電波望遠鏡で見た赤色超巨星アンタレスの大気
アルマ望遠鏡とアメリカの電波望遠鏡カール・G・ジャンスキー Very Large Array (VLA) を用いて、さそり座の一等星アンタレスの大気の最も詳細な姿が描き出されました。ふたつの電波望遠鏡の高い感度と解像度のおかげで、星表面のすぐ上にある彩層と星から流れ出すガスに至るまで、ガスの広がりと温度が明らかになりました。
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Topics
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◎アルマ望遠鏡といっしょに夏の夜空を旅しよう ~『#アルマの七夕』キャンペーン~
7月1日、国立天文台アルマプロジェクトのスペシャル企画 『#アルマの七夕』 キャンペーンがスタートしました。こと座やわし座、いて座など、夏の星たちが夜空に輝く7月。この1ヵ月をかけて、アルマ望遠鏡といっしょに遠くの宇宙を眺めてみませんか?天の川銀河を出発して、130億光年かなたの宇宙の旅に、Twitterとトークライブで出かけましょう。
◎アルマのしくみ【第3回】信頼できる観測データを生み出すために
アルマ望遠鏡のしくみを学ぶ連載の第3回は、あまり知られていない観測データの取り方について。実は、観測したい天体をずっと追いかけているわけではなく、他の天体や、天体がない空を観測することもあります。これは、アルマ望遠鏡の観測データの信頼性を高めるための重要な作業でもあります。ご案内は、平松 正顕 国立天文台 助教です。
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Afterword
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今日は七夕。今年の夏の夜空はとても華やかです。7月下旬、明け方の空に全ての惑星が勢ぞろいします。
水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星―。地球のきょうだい星は、これまでアルマ望遠鏡でも度々観測してきました。アルマ望遠鏡は、私たちの目に見えないミリ波・サブミリ波を受信して、遠くの宇宙だけでなく、近くの太陽系の謎も明らかにしています。この夏の壮大な天体ショーを前に、電波で探る太陽系の姿をご覧ください。
◎木星の内部
◎天王星の環
◎視力6000で見る宇宙【vol.3】太陽系内の天体をアルマで見る
◎国立天文台ほしぞら情報(2020年7月)
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