但木謙一さん、アルマ望遠鏡を用いた研究で伊藤科学振興会の研究助成に採択
北海学園大学の但木謙一教授が、研究題目「アルマ望遠鏡によるダストに覆われた超巨大ブラックホールの観測研究」で、第58回(2…
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国立天文台アルマ望遠鏡メールマガジン
ALMA Mail Magazine 2020年8月5日号
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今夜は「月齢16」。アルマ望遠鏡の話題をお届けします。
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Pick up!
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◎大質量星が誕生している領域の化学組成と星の進化の過程 -分子で探る重い星が生まれる環境-
学習院大学の谷口琴美助教らの研究グループは、アルマ望遠鏡で観測したデータを用いて大質量星形成領域IRAS16562-3959 の化学組成や分子の空間分布を詳しく調べました。その結果、この大質量星形成領域の構造や進化段階が明らかになりました。また、この観測結果と化学反応ネットワークシミュレーションの結果を組み合わせ、今までの赤外線観測では見つけられていなかった、ガスやダストに埋もれた非常に若い星の存在が示されました。
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Topics
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◎超新星1987Aで作られた中性子星の兆候を発見
アルマ望遠鏡を使った観測と理論研究をもとに、ふたつの国際研究チームが、1987年に出現した超新星1987Aで中性子星が作られた可能性を見出しました。研究チームは、超新星爆発の起こった場所を約30年後にアルマ望遠鏡で高解像度観測し、中心付近に周囲より温かい塵の集まりを発見しました。生まれたばかりの中性子星に温められていると考えられます。もしこれが正しければ、これまでに見つかった最も若い中性子星となります。
◎渦巻き模様の惑星誕生現場を撮影
アルマ望遠鏡は、若い星おおかみ座RU星を取り巻くガスと塵の円盤を観測し、その複雑な姿を描き出しました。中心部には塵でできた同心円状のリング構造がある一方、外側にはガスでできた渦巻き模様が広がっていました。惑星が誕生する現場は、想像以上に複雑でカオスな状態になっているのかもしれません。
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Afterword
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梅雨明けとともに、にぎやかなセミの声が聞こえてきましたね。夏の風物詩と言えば、もうひとつ、夜空を彩る花火があります。ふだん見上げる夜空の先、深い宇宙にも、「回転花火」の別名で知られる銀河があります。うみへび座の銀河「M83」や、おおぐま座の銀河「M101」などです。目視で観察するのは難しいですが、双眼鏡や小さな望遠鏡を使えば、その淡い丸い光を見ることができます。
今夜は、わたしたちの目に見えない、電波で見えた 『オリオン大星雲の宇宙花火』 をご覧ください!
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