134億年前の生まれたての銀河の知られざる性質
国立天文台のJorge Zavala特任助教が率いる国際チームは、134億光年先の生まれたての銀河の中で水素原子や酸素原子が放った輝線…
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国立天文台アルマ望遠鏡メールマガジン
ALMA Mail Magazine 2024年11月17日号
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今夜は「月齢16」。アルマ望遠鏡の話題をお届けします。
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Pick up!
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◆最も遠い回転円盤銀河の発⾒
稲⾒華恵助教(広島大学)、Hiddo Algera研究員(国立天文台/広島大学)らが参加する
国際共同研究チームは、アルマ望遠鏡を使って、最も遠い、天の川銀河に非常に良く似た⼤
きな回転円盤銀河を発⾒することに成功しました。
https://alma-telescope.jp/news/rotatingdg-202410
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Topics
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◆三鷹・星と宇宙の日2024 アルマパート報告
国立天文台三鷹の特別公開「星と宇宙の日2024」が、10月19日(土)に行われました。
星と宇宙の日は、三鷹キャンパスの施設公開をはじめ、各プロジェクトによる展示・講演・体験など、
最新の天文学に触れることのできる年に一度のイベントです。今年はコロナ禍後初めての
定員制限なしの現地開催となりました。例年にも増してたくさんの方々が足を運んでくださいました。
https://alma-telescope.jp/news/openhouse2024_rep
◆水野範和教授が令和6年度外務大臣表彰を受賞
アルマ合同観測所副所長を務める、国立天文台アルマプロジェクトの
水野範和(みずの のりかず)教授が令和6年度外務大臣表彰を受賞し、
10月25日(金)に在チリ日本国大使公邸にて、伝達式が行われました。
https://alma-telescope.jp/news/award-202410
◆三鷹・星と宇宙の日 2024
10月19日(土)に「三鷹・星と宇宙の日」として国立天文台・三鷹キャンパスで
共に活動する組織が共同で開催する特別公開イベントが開催されます。
今年は定員の制限なしの現地開催となります。普段は公開していない施設公開をはじめ、
最新の天文学研究や天文学の基礎を楽しく学べる展示や企画をご用意しています。
アルマプロジェクトでは、塗り絵やクイズ、研究成果や観測機器の解説などの
パネル展示や若手研究者によるミニ講公演を予定しています。
https://alma-telescope.jp/news/openhouse2024
◆深川美里教授がForbes JAPAN「Women In Tech 30」に選出
Forbes JAPAN 2024年11月号において、東アジア・アルマの運用マネジャーを務める深川美里教授が
「Women In Tech 30」2024に選出されました。「Women in Tech 30」は、活躍されている人たちを
エンカレッジし未来の同領域の発展を支援し、かつ、次世代にとってのロールモデルを示す企画です。
深川教授の選出は、惑星系形成の研究に加えてアルマ望遠鏡の国際運用への貢献にもとづくものです。
https://alma-telescope.jp/news/fjwit30-202410
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Afterword
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Pick up! で取り上げられた
◆最も遠い回転円盤銀河の発⾒
131億年前の宇宙(7億歳の宇宙)で成⻑し切った銀河である天の川銀河に匹敵するくらいの⼤きさを持つ
回転円盤銀河を発見したというものです。
現在の理論では、複雑な形をもつ⼩さな銀河が、互いにぶつかって何⼗億年もの時間をかけて
スムーズな回転円盤をもつよう進化していくはずなのですが、今回の発⾒はこの銀河成⻑のタイムスケールに
疑問を投げかけるもので、⼤きな驚きでとして受け止められています。
御参考までに
複雑な形をもつ⼩さな銀河が、互いにぶつかって何⼗億年もの時間をかけて
スムーズな回転円盤をもつよう進化していくシミュレーションムービーの
シーン解説のページを紹介させていただきます。
よろしければ以下のURLからご覧下さい。
国立天文台4D2Uプロジェクト 「渦巻銀河の形成」
https://4d2u.nao.ac.jp/movies/20051001-galaxy/
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