片岡章雅さん、文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞
国立天文台の片岡章雅さんが、惑星形成過程の理論的研究とアルマ望遠鏡を用いた観測的検証により、令和7年度科学技術分野の文部…
国立天文台のALMA(アルマ)計画に関心をお持ちの皆さま
新年おめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、早速ですが、国立天文台が進めているALMA計画の近況報告と、
これから行われる一般向け講演会等についての案内をお送りします。
※最新情報についてはALMAのホームページ
http://www.nro.nao.ac.jp/alma/ をご覧下さい。
【近況報告】
昨年末にお送りした号外でお知らせしましたように、昨年12月20日に
発表された来年度予算財務省原案にはALMA計画の日本担当分の建設費の
初年度分として約10億円 (正確には1,002,603千円) が計上されました。
これはその後の閣議決定を経て昨年12月24日に政府予算原案として確定
しました。この予算原案は国会承認を経る必要があり、また、全体で
8年の計画ですので年度毎に概算要求を行う必要がありますが、実質的
にはこれによって全体計画の約256億円が建設予算としてほぼ認められ
たことになります。今後は、4月に自然科学研究機構として核融合科学
研究所など4研究所との合併および法人化を経たのち、6月頃に行われる
予定のALMA評議会において米欧のパートナーとの協定書に署名し、いよ
いよ日本の正式参加が認められる予定です。
ここまで大変長い道程でしたが、皆様のご理解とご協力のおかげで
ここまで来ることができました。ありがとうございました。米欧には
2年遅れての参加となりますが、ALMAプロジェクトチーム一丸となって、
遅れを取り戻し、2007年に予定されている部分運用開始、2012年に予定
されている本格運用開始に日本貢献部分を間にあわせ、日本独自の科学
成果を出せていけるよう努力する所存です。完成まで約8年かかります。
引き続き皆様のご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
【一般向け講演会・施設公開・展示等】
◎第9回総合研究大学院大学国際シンポジウム「基礎研究の国際化」
日時:2004年1月14日(水)- 1月16日(金):本セッション
2004年1月17日(土):一般講演会
場所:総合研究大学院大学葉山キャンパス:本セッション
銀座ヤマハホール:一般講演会
講演:「基礎科学と国際化」小平桂一(総合研究大学院大学)
「国際環境下での日本の研究所」唐牛宏(国立天文台) ほか
備考:http://koryu.soken.ac.jp/~is2004/
◎国立天文台公開講演会「ALMAプロジェクトの目指すもの-
電波で迫る宇宙の謎」
日時:2004年1月17日(土) 14:00-17:00
場所:科学技術館サイエンスホール
http://www.jsf.or.jp/
講演:「見えない宇宙を電波でさぐる-アンデスの巨大
電波望遠鏡ALMA-」立松健一(国立天文台)
「第二の太陽系の誕生を見る」長谷川哲夫(国立天文台)
「130億光年の彼方に銀河の誕生を見る」
川辺良平(国立天文台) ほか
備考:http://www.nao.ac.jp/J/2003/publec/index.html
◎第18回「大学と科学」公開シンポジウム
「ビッグバン宇宙の誕生と未来」
日時:2004年1月31日(土)- 2月 1日(日)
場所:有楽町朝日ホール
講演:「すばる望遠鏡とアルマで解き明かす宇宙の進化」
海部宣男(国立天文台) ほか
備考:http://www.uni-science.org/uni18/uni_8.html
◎第5回ALMA公開講演会
日時:2004年12月 5日(日)
場所:有楽町朝日ホール
備考:詳細未定
※講演会・演示などの出前を行います。ご相談ください。
国立天文台の片岡章雅さんが、惑星形成過程の理論的研究とアルマ望遠鏡を用いた観測的検証により、令和7年度科学技術分野の文部…
オーストラリア国立大学(現在は東北大学)の津久井崇史さんが2024年度の井上研究奨励賞を受賞されました。
ACA トータルパワーアレイ新型分光計開発チームが、「令和6年度国立天文台長賞 技術・開発部門」を受賞しました。