アルマ望遠鏡の新データ伝送システム、基本設計審査を通過
アルマ望遠鏡の新しいデータ伝送システムに関する基本設計審査が実施され、無事に審査を通過し、次の詳細設計フェーズへ進むこ…
Atacama Large Millimeter/submillimeter Array(ALMA)
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国立天文台アルマ望遠鏡メールマガジン
ALMA Mail Magazine 2016年 5月23日号
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今夜は「月齢16」、アルマ望遠鏡の話題をお届けします。
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pick up!
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◎複数の惑星をもつ星の塵円盤から探る、惑星系の謎
アルマ望遠鏡によって初めて、HR8799の周りの塵の円盤
(太陽系ではカイパーベルトに相当)を高解像度で撮影
することに成功しました。HR8799はこれまでに複数の惑星が
直接撮像されている、唯一の星です。今回観測された塵の
円盤の形について、特に内側の縁の位置は現在知られて
いる惑星による影響ではまったく説明がつかないもので
した。このことは時間を経て惑星の軌道が大きく変わった
のか、あるいは未知の惑星が少なくともひとつ、まだ隠れて
いることを示唆しています。
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/info/2016/0520post_653.html
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topics
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◎アルマ望遠鏡サイクル4・タウンミーティング・イン・三鷹
4月4日、国立天文台三鷹キャンパスにて、アルマ望遠鏡
タウンミーティングが開催されました。アルマ望遠鏡では
今年10月から始まる新しい観測期間、サイクル4に行なう
観測の内容を4月21日締め切りで公募しました。日本を
はじめ東アジアの研究者をサポートするための説明会が
タウンミーティングです。今回は、愛媛大学、鹿児島大学、
京都大学、そして国立天文台三鷹と4カ所で開催されました。
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/alma/2016/04274_8.html
◎アルマ望遠鏡山頂施設ジオラマを新設
国立天文台三鷹キャンパスに新しいアルマ望遠鏡のジオラマ
を設置しました。日本からは遠くチリにあるアルマ望遠鏡に
簡単に行くことはできないこともあり、現地を再現した模型
を制作しました。
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/alma/2016/0502post_649.html
◎大西響子氏が総研大未来科学者賞を受賞
総合研究大学院大学(総研大)に所属し、国立天文台チリ
観測所で研究を行なっている大西響子氏が総研大未来科学者
賞を受賞しました。未来科学者賞は、科学者を志す大学院生
の学位研究を奨励することを目的に昨年度新設され、大西氏
は第2回の受賞者となりました。
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/alma/2016/0509post_650.html
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event
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◎5月28日(土) 14:00~14:40, 15:30~16:10
「アルマ望遠鏡で太陽を観測!? 望遠鏡は壊れないの?」
講演者:下条 圭美(国立天文台 チリ観測所)
科学ライブショー「ユニバース」内、10分ずつのゲストコーナーにおける講演。
場所:東京都千代田区 科学技術館
申込:不要
[詳細] ユニバース
http://universe.chimons.org/jsf/
◎ 上映中~ 5月29日(日)まで
プラネタリウム「星の誕生」
会場:大阪市立科学館(大阪府大阪市)
[投影日時・詳細] 大阪市立科学館
http://www.sci-museum.jp/planetarium/program/general/
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afterword
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国立天文台が属する自然科学研究機構では、新しい自然科学
分野の創成に熱心に取り組み、成果をあげた優秀な若手研究
者を対象として「自然科学研究機構若手研究者賞」を授与して
います。
この度、昨年度チリ観測所に所属していた深川美里氏が若手
研究者賞を受賞し、他分野の受賞者とともに記念講演会が開催
されます。高校生にもわかりやすい講演ということで、様々な
方に楽しんでいただけるのではないでしょうか。ご興味のある
方は詳細をご覧の上、お早めにお申し込みください。Ustream・
ニコニコ生放送にてLIVE配信もあります。
「宇宙・生命・脳・物質・エネルギー」
若手研究者による Rising Sun V
―自然科学研究機構若手研究者賞記念講演―
日時: 6月5日(日)12:30~17:00
会場: 日本科学未来館(東京都江東区) 7偕 未来館ホール
申込み締切: 6月1日 ※定員に達し次第締切ります。
参加費: 無料
[詳細] 自然科学研究機構
http://www.nins.jp/public_information/05risingsun.php
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