三鷹・星と宇宙の日2024 アルマパート報告
国立天文台三鷹の特別公開「星と宇宙の日2024」が、10月19日(土)に行われました。星と宇宙の日は、三鷹キャンパスの施設公開…
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▲▲▲ ALMA Mail Magazine 2015年2月5日号
Atacama Large Millimeter/submillimeter Array
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――― 国立天文台アルマ望遠鏡に関心をお持ちの皆さま ―――
毎月「月齢16」の夜にお届けしているアルマ望遠鏡メールマガジン。
国立天文台のフラッグシップ望遠鏡のひとつ、アルマ望遠鏡に関する
最新情報をお知らせします。
最新情報はアルマ望遠鏡のウェブサイト http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/
ならびにアルマ望遠鏡Twitterアカウント http://twitter.com/ALMA_Japan
をご覧ください。
INDEX
アルマ通信
1月13日 アルマ望遠鏡山麓施設で撮影したラブジョイ彗星
2月 5日 アルマ望遠鏡、高速通信ネットワークに接続
PICK UP!
アルマではたらく人々のリレー連載「Bienvenido a ALMA!」新着記事の紹介
イベント情報
2014年10月28日~2015年2月22日 国立科学博物館「ヒカリ展」
2月21日 名古屋大学星の会「南天にひろがれ宇宙ロマン21」
2月28日 名古屋大学星の会「南天にひろがれ宇宙ロマン21」
3月12日 サイエンスカフェみたか
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■ アルマ通信 ■
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◎ 1月13日 アルマ望遠鏡山麓施設で撮影したラブジョイ彗星
ラブジョイ彗星(C/2014 Q2)が、夜空に現れています。2014年8月にオースト
ラリアのアマチュア天文家ラブジョイ氏により発見されたこの彗星は、2015年
1月30日に太陽に最接近する軌道を取っており、1月中旬には4等級前後まで
明るくなりました。この記事では、アルマ望遠鏡山麓施設に出張した国立天文台
スタッフが2014年12月31日に撮影したラブジョイ彗星の写真を紹介しています。
アルマ望遠鏡ではクリスマスや年末年始も休みなく観測が行われており、観測に
携わるスタッフは24時間の運用を3交代で担当します。シフトの合間に食事や運動
をしたり天体の観察をするスタッフもいます。
[アルマ通信] 1月13日 アルマ望遠鏡山麓施設で撮影したラブジョイ彗星
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/alma/2015/0113post_580.html
◎ 2月 5日 アルマ望遠鏡、高速通信ネットワークに接続
人里離れたところに建設されたアルマ望遠鏡は、その立地ゆえに素晴らしい
観測成果を上げていますが、データのやり取りには苦労が伴います。今回、
アルマ望遠鏡山頂施設とチリ北部の街カラマの間150kmに大容量の光ファイバー
が設置されたことにより、データをこれまでの25倍の速度で転送できるように
なりました。現在はまだ速度を制限しての確認作業中ですが、すでに転送速度
は1Gbpsを超えています。
[アルマ通信] 2月5日 アルマ望遠鏡、高速通信ネットワークに接続
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/alma/2015/0205post_581.html
この記事の動画はyoutubeでご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=2IJhMIffS5E
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■ PICK UP! ■
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◎ アルマではたらく人々のリレー連載「Bienvenido a ALMA!」新着記事の紹介
「Bienvenido a ALMA!」は、アルマ望遠鏡に関わるスタッフが自らの業務を
紹介するリレー連載で、国立天文台ニュースに不定期掲載されています。
(記事タイトルはスペイン語で「アルマにようこそ!」の意味)
今回は、昨年末にウェブサイトに公開した2本の新着記事をご紹介します。
[Bienvenido a ALMA!] 28. アルマのデータ品質保証
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/column/Bienvenido/28.html
アルマ望遠鏡には、観測したデータの「品質保証」というユニークな仕組みが
あります。観測データから科学的な成果を出すための下準備を研究者に
代わって行うこの仕組みについて、担当スタッフが語ります。
[Bienvenido a ALMA!] 29. アルマ将来拡張計画
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/column/Bienvenido/29.html
日本が担当したバンド4受信機の開発をはじめ、アルマ望遠鏡の立ち上げ
時期から関わってきたスタッフが、アルマ望遠鏡のこれからを見据えた
開発計画について語ります。
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■ イベント情報 ■
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◎ 2014年10月28日~2015年2月22日 国立科学博物館「ヒカリ展」
場所:国立科学博物館(東京都台東区)
内容:アルマ望遠鏡アンテナ模型・受信機の展示など
[詳細] 特別展「ヒカリ展―光のふしぎ、未知の輝きに迫る!」
http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2014/hikari/index.html
◎ 2015年2月21日 名古屋大学星の会「南天にひろがれ宇宙ロマン21」
「アルマとなんてんの見た『巨大星の宇宙』」
講演者:福井康雄(名古屋大学 教授)
時間:17:00~
会場:三谷産業株式会社(金沢市玉川町1-5)
定員:90名(先着順、申込不要)
[詳細] 名古屋大学大学院理学研究科 天体物理学研究室
http://www.a.phys.nagoya-u.ac.jp/ae/
◎ 2015年2月28日 名古屋大学星の会「南天にひろがれ宇宙ロマン21」
「アルマとなんてんの見た『巨大星の宇宙』」
講演者:犬塚修一郎、福井康雄(名古屋大学 教授)
時間:13:30~
会場:名古屋大学理学南館 坂田・平田ホール(愛知県名古屋市)
定員:300名(先着順、申込不要)
[詳細] 名古屋大学大学院理学研究科 天体物理学研究室
http://www.a.phys.nagoya-u.ac.jp/ae/
◎ 2015年3月12日 サイエンスカフェみたか
「高く高く登り続ける天文台」
講演者:伊東昌市(国立天文台天文情報センター)
時間:19:00~20:30
会場:三鷹ネットワーク大学(東京都三鷹市)
定員:24名(先着順)
受講料:800円
[詳細] 三鷹ネットワーク大学 サイエンスカフェみたか 3月
https://www.kouza.mitaka-univ.org/kouza/D1453700
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■ あとがき ■
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これまで何度かメールマガジンでもお知らせしていた六本木21_21 DESIGN SIGHT
『活動のデザイン展』が2月1日に閉幕しました。アルマ望遠鏡プロジェクトは、
アルマ望遠鏡で撮影した「不思議な渦巻き星」ちょうこくしつ座R星のデータを
元にしたオルゴール ALMA MUSIC BOX を出展しました。クリエイティブラボPARTY
やサウンドデザインのQosmoの皆さんとの共同制作です。
ちょうこくしつ座R星のまわりに円形にガスが広がっている様子をヒントに、
画像において電波強度の強い場所に穴をあけた円盤を作成し、それをオルゴールに
かけて音を鳴らすという仕組みです。人為的に良い音が鳴るように操作したの
ではなく、一定の約束に基づいて観測画像から直接オルゴール盤を作成して
います。展示会場では「死にゆく星の旋律」として聞いていただきましたが、
レクイエムを思わせる静かでどこか物悲しい音に、多くの方が心動かされて
いたようです。研究者はアルマ望遠鏡が撮った画像そのものに感動するわけ
ですが、アルマ望遠鏡の成果を違った形で多くの方にお届けできたことを
たいへんうれしく思っています。
このALMA MUSIC BOX、次の展開も予定しています。詳細はまた改めて、ウェブ
サイトやtwitter、メールマガジンなどでお知らせする予定です。どうぞ
ご期待ください。
なお、先月のメールマガジンのタイトルを「2014年1月6日号」としていましたが
正しくは「2015年1月6日号」でした。お詫びして訂正いたします。
■ご意見、ご感想はお問い合わせフォームからお寄せください。
お問い合わせフォーム:http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/inquiry/
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国立天文台 チリ観測所 http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/
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