2022. 12. 5

【ALMAメールマガジン】金属3Dプリンタで製作された初の電波天文用極低温受信機部品

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国立天文台アルマ望遠鏡メールマガジン
ALMA Mail Magazine 2022年11月9日号
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今夜は「月齢16」。アルマ望遠鏡の話題をお届けします。

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Pick up!
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金属3Dプリンタで製作された初の電波天文用極低温受信機部品

国立天文台アルマプロジェクトおよび先端技術センターは、金属3Dプリンタを用いて、アルマ望遠鏡バンド1受信機(観測周波数:35-50 GHz)に搭載する部品「コルゲートホーン」の製作に成功しました。現在、製作されたコルゲートホーンは、台湾の中央研究院天文及天文物理研究所でアルマ望遠鏡バンド1受信機に組み込まれ、極低温(-258℃)での最終性能試験が行われています。試験終了後、受信機はアルマ望遠鏡に搭載されます。電波天文学において、金属3Dプリンタで製作された初の部品を組み込んだ高感度受信機が誕生します。

https://alma-telescope.jp/news/3dprint-202210

 
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Topics
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三鷹・星と宇宙の日 2022

10月29日(土)は、国立天文台他の特別公開「三鷹・星と宇宙の日」でした。今年は現地開催(事前申込要)とオンラインイベント両方を実施するハイブリッドの形態で開催されました。
アルマプロジェクトでは、研究成果や観測機器の解説などのパネル展示や、オンラインによるミニ講公演を行いました。
パネルなどのコンテンツのPDFを以下のサイトにまとめています。
また、ミニ講演のyoutubeのリンクも以下のサイトにありますので、見逃してしまった方も、もう一度じっくり見たい方も、是非ご覧下さい。

https://alma-telescope.jp/news/openhouse-202210
 
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Events
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◆ 講演会「惑星探査50年の発見の歩み ボイジャー、はやぶさ2、系外惑星、・・・ 」

【日時】
2022年11月19日(土)14時~16時

【会場】
日本学士院総会議場(上野公園)

【講師】
Edward Stone(日本学士院客員/元ジェット推進研究所長)
藤本正樹(JAXA 宇宙科学研究所副所長)
深川美里(自然科学研究機構 国立天文台教授)

【定員】
先着70名
応募の方法は詳細URLをご覧ください。

【概要】
TMT国際天文台の前総括責任者 Edward Stone博士の日本学士院客員選定を記念した講演会が開催されます。

【オンライン配信】
https://www.youtube.com/watch?v=u7XjDyuaiDk

【詳細】
https://www.japan-acad.go.jp/japanese/news/2022/090101.html

 
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Afterword
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先日は皆既月食でしたが、皆様ご覧になられましたでしょうか?
そして、今回は皆既月食中の月の裏側に天王星が入っていく天王星食も起きました。
こうした「皆既月食中の惑星食」は442年ぶりです。

今回はアルマ望遠鏡で観測した天王星の画像と記事を紹介いたします。
よろしければ以下のURLからご覧下さい。

「冷たい輝きを放つ天王星の環」
https://alma-telescope.jp/news/press/uranus-201906

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