三鷹・星と宇宙の日2024 アルマパート報告
国立天文台三鷹の特別公開「星と宇宙の日2024」が、10月19日(土)に行われました。星と宇宙の日は、三鷹キャンパスの施設公開…
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国立天文台アルマ望遠鏡メールマガジン
ALMA Mail Magazine 2022年04月18日号
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今夜は「月齢16」。アルマ望遠鏡の話題をお届けします。
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Pick up!
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◆ ACAトータルパワーアレイ新型分光計、ファーストライトを達成
2022年2月22日、アタカマ・コンパクトアレイ(ACA:愛称モリタアレイ)のトータルパワーアレイ向けの新型分光計が、天体からの電波を初めて検出する「ファーストライト」に成功しました。東アジア地域アルマ開発プログラムにとって大きな節目となる重要な成果です。
https://alma-telescope.jp/news/aca-202203
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Topics
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◆ アルマ望遠鏡 科学観測10周年サイトを公開しました
2011年9月の初期科学観測開始から、10年が経ちました。アルマ望遠鏡は惑星誕生の現場を目撃し、銀河進化の歴史を紐解き、有機分子を宇宙に求め、さまざまな発見と同時に多くの新たな謎を人類にもたらしてきました。しかし、これはまだ序章。最初の10年を振り返りながら、先へと続く遥かな旅路を展望します。
https://alma-telescope.jp/alma10th
【特別インタビュー:アルマ、宇宙への視線】
・大木伸夫さん(ロックバンドACIDMANのVo,G)「生まれた意味を探しに~アルマに感じた根源」
https://alma-telescope.jp/alma10th/interview/oki
・小山宙哉さん(漫画家『宇宙兄弟』)「未来の誰かに繋げるための、宇宙の仕事」
https://alma-telescope.jp/alma10th/interview/koyama
◆ 筑波大学の橋本拓也さん、アルマ望遠鏡を使った研究で2021年度 日本天文学会欧文研究報告論文賞を受賞
筑波大学の橋本拓也さんたちが発表した論文が、2021年度日本天文学会欧文研究報告論文賞を受賞しました。この賞は、日本天文学会欧文研究報告に過去5年に掲載された論文の中から,独創的で天文分野の発展に寄与した優れた論文に対して授与されます。
https://alma-telescope.jp/news/hashimoto_2203
◆ 135億光年かなたの最遠方銀河の候補を発見
東京大学宇宙線研究所の播金優一助教、早稲田大学理工学術院先進理工学部の井上昭雄教授を中心とする国際研究チームは、135億光年かなたの宇宙に存在する明るい銀河の候補、HD1を発見しました。この発見はHD1のような明るい天体が、ビッグバン後わずか3億年の宇宙に既に存在していたことを示唆しています。この銀河候補は昨年末に打ち上げられたジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の第1期観測のターゲットになっており、分光観測により正確な距離が確認されれば、これまでの記録を塗り替える最遠方の銀河になります(注)。本成果を記した論文は、4月8日に米国の天文学誌『アストロフィジカル・ジャーナル』(The Astrophysical Journal) の電子版に掲載される予定です。
https://alma-telescope.jp/news/most-distant-galaxy-202204?doing_wp_cron=1649980280.3480060100555419921875
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Events
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◆ 小惑星Kokubunji誕生7周年記念イベント 宇宙講演会 in国分寺
会場:cocobunjiプラザ リオンホール
日時:令和4年2月5日(土)
14:30~17:00(開場:14:00)
申し込み期間(申し込み方法は下記URLからご覧ください)
2022年1月2日(日)~1月28日(金)
講師:淺田 正一郎((一財)日本宇宙フォーラム 宇宙政策調査研究センターフェロー)
「民間宇宙開発最前線」
阪本 成一(国立天文台 教授)
「アルマ望遠鏡が描く最新の宇宙像」
内容:国内外のスペースポートや商業有人宇宙船など民間宇宙開発の旬な話題から、
アルマ望遠鏡が切り拓く最新の天文学のディープな話まで
宇宙の魅力をお届けする講演会を開催します
https://www.city.kokubunji.tokyo.jp/machi/1007398/1026998.html
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Afterword
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前記事のように、2011年9月の初期科学観測開始から10年が経過したこを記念し特別サイト「アルマ望遠鏡 科学観測10周年」を解説いたしました。
「惑星形成」「銀河形成」「有機分子」「ブラックホール」「技術開発」の5つの分野でのアルマ望遠鏡の「10年の成果」の紹介や
特に見応えのある観測画像をピックアップして紹介するる「宇宙画像10選」や、
またアルマ望遠鏡にに関連した著名人への特別インタビューなどを紹介しています。
https://alma-telescope.jp/alma10th?doing_wp_cron=1650000374.6874070167541503906250
特別インタビューでは、以下のお二人から、宇宙への熱い思いや天文学への期待など大変面白いお話を頂きました。ぜひご覧ください。
● 大木伸夫さん(ロックバンドACIDMANのボーカル&ギター)
TV番組で見たアルマ望遠鏡計画に触発されて「ALMA」という楽曲を作り、2010年に南米チリのアルマ望遠鏡の前で熱唱するミュージックビデオを撮影しました。
https://alma-telescope.jp/alma10th/interview/oki
● 小山宙哉さん(漫画家『モーニング』(講談社)にて連載中)
「宇宙兄弟」は、宇宙飛行士の兄弟ムッタとヒビトが月に挑む物語です。クライマックスの一つに「シャロン月面天文台」という電波望遠鏡群の建設の話があります。またアルマ望遠鏡施設も登場しています。
https://alma-telescope.jp/alma10th/interview/koyama
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